不登校になって どうやって過ごしていたのか?Vol.4 6年生


2021.9


6年生の夏休み明けは登校したけど 給食費は未払いがあったりなかったり

学校に行かない時は 家にこもる日々
 
学校に行かなくても 朝は必ず起きて 
電気が使える時は テレビ観たり 掃除したり 洗濯したり

電気が止められてる時は 風呂桶で手洗い洗濯
あとは適当に過ごして 本を読むくらいかな

食べる物もそうあるわけでもないし 買うお金もないので
お腹はすくんだけど そのうち忘れる感じ

下校途中の友達が 様子見に来てくれたり プリント持ってきてくれたり
たまにアパートの下の道路から 〇〇!学校に来いよぉ!と励ましももらえる

6年生になると 中学の学校生活を考えたり
その先の 中学卒業したら 就職はどうするか?

大雑把ではあるけど 考えてる時期もあった


学校生活は いたって普通
連続で休んだあとの登校は 先生からいろいろ聞かれるし 給食費未払い分の催促もある

普通に授業受けて 休み時間も 性別問わず
必ず誰かとおしゃべりしてみたり 遊んだりもする 普通の小学生

ただ学校生活は 前ほど楽しいこともないし 本気で友達作ろうとかも思わない


それは また転校するかもしれない不安から来るものだった…


放課後は 運動場の一角で遊ぶことも多かったけど

学校と真反対の家の子たちで 普段遊ぶことがないメンバー
しかも隣のクラスの子が多かったけど どっちかというと やんちゃなグループ

別の日に下校してから 野球やったりする子たちとはまったく別で
こっちはどっちかというと 野球の数合わせ的な感じ

小さい弟や妹を連れて 面倒見てる子たちが多くて おとなしいグループ

二つのグループでうまく遊んでたなと 今でも自分に感心する

だから 不登校の理由は 絶対に誰にもわからないだろうなと思う


秋も終わる頃
夜 ひとりでご飯食べて ひとりでテレビを観て

今でも覚えてる

水曜日の夜21時過ぎ テレビは夜のヒットスタジオデラックスが流れてて

ふと思った 死のう

そう思い 着替えて 近くの6階建てのマンションの最上階にあがり
廊下の鉄作を超えて前のめりになって 両手は後ろ手に手すりを掴んで 恐怖感もまるでない

いつ手を離そう  

泣くわけでもなく 震えるわけでもなく
数分か 数十分か 手を離す勇気もなく 家に帰って寝た


翌日 何事もなかったかのように登校

何か苦しくなる出来事があったわけでもなく 嫌なことがあったわけでもない

普通にテレビを観てて そう思っただけで
その時は なんでそんなことをしたのか 全く思いつかなかったけど

数日後 何気に将来への不安を考えてたこともあったなと 思い出した


ご飯も毎日食べられず 学校にも行かず 勉強できるわけでもなく

中学生活 まともに生活できるのか?

中学卒業して 簡単に就職できるのか?

そんな不安を抱えながら冬休みに入って新年を迎えた



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